毎日息つく暇もない双子の育児。
とくにワンオペで双子のお世話をするのは、想像を絶する忙しさですよね。
「家の中でも大変なのに、外出なんて無理!」と引きこもりがちなママも多いはず。
とはいえ、3人だけでずっと同じ環境だと気持ちが滅入りますし、ストレスだって溜まりがち。
少し外の空気を吸うだけで、赤ちゃんだけでなく大人の気分転換にもなります。
月齢の低いときは、体調を崩して病院に行かなきゃいけないこともあるので、シュミレーションも兼ねて外出を慣らしておくのがオススメですよ。
ワンオペで双子の外出はいつから?
双子育児をしているママ100人を対象に、「初めてワンオペで外出したのは?」というアンケートを取りました。(アンケート:クラウドワークス)
結果は、生後3〜5ヵ月が最も多かったです。
私も生後5ヵ月で、初めてワンオペで外出しました。
ちなみに、赤ちゃんがひとりの場合は、1ヵ月健診を過ぎたあたりから外出することが多いでようです。
しかし、ワンオペで双子の外出は危険も伴うため、首がすわった生後4ヵ月以降にするのが無難ですよ。
双子との外出で必要なものリスト
双子との外出は、ミルクやオムツ、着替えなどすべて2人分必要です。
うっかり忘れ物をしてしまうと、大荷物を抱えながら引き返す羽目に。
再出発する気力は残ってない……
実際にワンオペで双子と外出したときに必要だと思ったものをまとめました。
双子用ベビーカー
必須ではありませんが、双子用ベビーカーがあると圧倒的に外出が楽になります。
たしかに双子用ベビーカーは値段も高く、慣れるまで扱いにくい部分もあります。
とはいえ、身軽になるので歩き回っても疲れにくいですし、荷物をたくさん置けるのがメリット。
抱っこ紐やシングルベビーカーだと、腰や肩への負担が大きいですし、大量の荷物を手で持たなきゃいけないので、帰宅したら疲れ果ててしまいますよ。
双子のワンオペ外出は、いかに疲れないようにするかが大切!
おもちゃ
ぐずったり泣き出したりしたときのため、おもちゃを用意しておきましょう。
ワンオペだと二人同時にあやせないので、気を紛らわせるのに重宝します。
ただし最初から持たしてしまうと飽きやすく、「気づいたらなくなっていた……」なんてことに。
帰り道や泣き出しそうなタイミングで、おもちゃを渡すのがポイントです。
違うおもちゃだと取り合いになるから、同じもがオススメだよ。
ベビーブランケット
赤ちゃんは体温調節が苦手なため、外出時の防寒対策は必須です。
ベビーブランケットがあれば、ベビーカーの上にかけて寒さを防げますし、おくるみとして赤ちゃんを包んだり、授乳ケープの代わりにもなります。
生地が厚いと乾きにくく重いので、柔らかいガーゼ生地がオススメですよ。
着替えやオムツ替えのときにも便利だし、夏場の冷房対策にもなるよ。
着替え
授乳やオムツ替えのときに、服が汚れてしまうこともあるので、着替えを用意しておきましょう。
- 肌着
- ベビーウェア
- 靴下
- スタイ
- 帽子
近所に短時間のお出かけなら1セットずつ、半日以上なら2セットずつあると安心です。
よだれが多い赤ちゃんは、服を濡らしやすいため、スタイの替えを多めに用意しておきましょう。
授乳セット
外出時間が長くなりそうなら、授乳セットも必要です。
- 哺乳瓶
- 哺乳瓶ケース
- ミルク
- お湯
- 湯冷まし
水筒を2本用意し、お湯と湯冷ましを入れておきましょう。
ミルクは粉タイプよりも、キューブやスティックタイプのほうが持ち運びに便利です。
「調乳が面倒」「少しでも荷物を減らしたい」と考えているなら、そのまま飲ませられる『液体ミルク』もオススメ。
外出先で哺乳瓶が洗えない場合は、落としたときのために予備を用意しておくと安心ですよ。
完母なら、母乳パッドや授乳ケープを忘れずに!
オムツ替えセット
月齢や外出時間にもよりますが、自宅でオムツ交換する回数+4枚を目安に持っていきましょう。
- オムツ
- おしり拭き
- オムツ替えシート
外出先にオムツ交換台がなかったり、不衛生だったときのために、『オムツ替えシート』も忘れずに。
薄くてかさばらないから便利だよ。
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ビニール袋
汚れた着替えや使用済みのオムツなどを保管するのに、ビニール袋を用意しておきましょう。
汚れ物やゴミごとに分けておけば、帰宅してから分別する手間がないので、4枚程度あると安心。
うんちやおしっこの臭いが気になる場合は、『消臭袋』を持っていくのもアリ!
消臭袋があれば、服や鞄に臭いがうつらないよ。
ミニタオル
外出時にハンドタオルがあると、なにかと使えて便利。
こぼれたミルクを拭き取ったり、汗やヨダレをサッと拭いたりできます。
授乳後のゲップをさせるときに、肩にかけておけば、吐き戻しで服が汚れるのも防げますよ。
母子手帳
お出かけ先で赤ちゃんの具合が悪くなったり、怪我をしたときのために、母子手帳も持っていきましょう。
母子手帳には、過去の健康状態や予防接種の記録、アレルギー情報などが記載されているため、スムーズに診察を受けられます。
準備でバタバタしていると、つい忘れがち……
双子とのワンオペ外出時に注意すること
双子の赤ちゃんとの外出は、荷物が多く、予定通りに進まないことも多々あります。
外出前にしっかり対策しておけば、ママも赤ちゃんも快適に過ごせますよ。
双子の生活リズムに合わせる
お出かけのタイミングは、できる限り双子の生活リズムに合わせましょう。
無理に外出して授乳やオムツ替え、お昼寝の時間がズレてしまうと、赤ちゃんの寝付きが悪くなったり、夜泣きが激しくなる原因に。
双子の生活リズムを完璧に合わせることは不可能ですが、普段から意識しておくと外出がスムーズになり、結果的にママの負担も軽減されますよ。
ひとりが不機嫌になると、もう片方も影響を受けるからタイミングは重要!
天気や気温をチェック
赤ちゃんは大人と比べて体温調節が未熟なため、外出時の天気や気温をしっかりと把握しておきましょう。
天気が悪いと風邪を引きやすいですし、逆に気温が高すぎると熱中症になるリスクがあります。
天気が怪しいなら無理に出かけず、晴れていても風が強いと感じたら避けるのが無難です。
夏なら涼しい午前中、冬なら気温が上がる昼過ぎごろがオススメ。
天気が怪しいならベビーカーのレインカバーも忘れずに!
慣れないうちは近場で短時間に
体力が十分でない赤ちゃんにとって、慣れない長時間の外出は疲れやすく、負担が大きいです。
環境が変わることで不安になり、赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、泣き止まなかったりすることも。
はじめのうちは、近所の公園や児童センターなどで慣らすのがオススメ。
近場での外出を繰り返すうちに、赤ちゃんも環境の変化に慣れていきますし、万が一泣いたときの対処法や授乳、オムツ替えなどの段取りも良くなります。
持ち物の確認にもなるし、「なにかあったらすぐ帰れる!」って安心感があるよ。
外出時に双子の赤ちゃんがどのように反応するか予測するのは難しいので、買い物や人が多い場所は、ある程度慣れてからにしましょう。
目的地の下調べをしておく
目的地までの距離がある場合は、ルートや施設情報を確認しておきましょう。
- 急な坂道はない?
- ベビーカーは通れる?
- エレベーターはある?
- 授乳やオムツ替えスペースはある?
- トイレに双子用ベビーカーは入る?
下調べをせずに外出してしまうと、ベビーカーが入らなくてトイレを我慢したり、授乳やオムツ替えスペースが無くてさまようことに。
事前しっかり下調べをしておけば、外出先でバタバタするのを防げます。
ベビーカーで段差を超えられず、目的地までたどり着けなかったことも。
目的地によっては、シングルの抱っこ紐とベビーカーのほうがスムーズな場合もあるので、しっかり下調べしておきましょう。
ママの荷物は最小限に
双子との外出に慣れないうちは、ママの荷物を最小限にするのがオススメ。
ママの荷物が多いと、赤ちゃんを抱っこしながら荷物を探したり、荷物を置いてからお世話をしたりと手間がかかります。
- 財布
- スマホ
- 化粧ポーチ
- お茶(水分補給用)
ママの荷物が少なければ準備時間を短縮できますし、必要なものをすぐに取り出せますよ。
リュックがあれば、身軽で両手も空くから、移動がスムーズに。
前日までに必要なものを揃えておく
外出する日が決まったら、前日までに必要なものを揃えておきましょう。
双子との外出はとにかく荷物が多く、準備に時間がかかります。
前日までに必要なものを揃えておけば、当日は双子のお世話に集中できるので、スムーズに外出できます。
育児に追われてバタバタしていると、つい忘れ物をしがち……
ワンオペで双子の外出|まとめ
あらためて、ワンオペで双子の外出時に必要なもの、注意することは以下のとおりです。
ワンオペで双子と外出するのは、本当に大変です。
双子を連れていると好奇の目で見られますし、同時に泣き出したら人目だって気になります。
それでも、すれ違う人に優しい声をかけてもらったり、困っているときに助けてもらったりもしました。
同じ状況のママを見かけると、「大変なのは私だけじゃない!頑張ろう!」って思えますよ。
大人と会話するのが、意外とストレス発散になるんだよね。
もちろん外出がストレスになってしまうのなら、無理にお出かけする必要はないですし、ママの負担にならない程度で気楽に外出するのがオススメです。
すぐに大きくなって、嫌でも外出しないといけなくなりますから(笑)