双子育児で大変なことランキングがあったら、間違いなくトップ3にランクインするワンオペのお風呂。
寝不足で体力もメンタルもすり減った状態の中、ママだけで双子をお風呂に入れるのはとにかく大変です。
パパがいれば交代で入浴できますが、育休中でもない限り、どうしてもワンオペになりますよね。
この記事では、私が双子のワンオペお風呂を乗り越えた方法を、赤ちゃんの月齢ごとに解説しています。
実際に役立ったお風呂グッズや、注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あの頃の自分に、「よく頑張った!」って褒めてあげたい。
【月齢別】ワンオペで双子をお風呂に入れる方法
ワンオペで双子をお風呂に入れるなら、とにかく体力とスピードが必要です。
お風呂をスムーズに終わらせるため、準備するものや手順をしっかり確認しておきましょう。
生後1〜3ヶ月は沐浴スタイルを継続
一般的に1ヶ月検診でお医者さんから許可がもらえると、大人と一緒に入浴できます。
しかし、生後1~3ヶ月の双子をワンオペで入浴させるのは体力的にキツイですし、首もすわっていないため安全面が不安。
時間はかかりますが、生後3ヶ月まではベビーバスで沐浴を継続するのがオススメです。
手順
- 一人目を沐浴
- タオルで拭く
- 保湿ケア
- 着替え
- 授乳
- ベビーバスのお湯を入れ替え
- 二人目を沐浴
沐浴がスムーズに終わるようなら、二人目が終わってから同時に授乳に切り替えてもOKです。
ベビーバスは、キッチンのシンクや洗面所で使えるものを選んでおくと、お湯の準備が楽ですし、産後痛の腰にも優しいですよ。
ビニール素材だから形を変えられて、洗面台にピッタリでした。
生後4〜9ヶ月は交互にお風呂へ入れる
生後4ヶ月頃になると体もひとまわり成長し、ベビーバスだと少し窮屈になります。
首がすわったタイミングで、一緒にお風呂に入り始めるのが理想。
お風呂は沐浴よりも、さらに安全面で注意が必要です。
順番待ちしている子どもは、お風呂から見える場所で待機させましょう。
手順
- 脱衣所・浴室内を温める
- ママが体を洗う
- 一人目を入浴(二人目はドアを開けたままバウンサーで待機)
- 洗い終わったら保湿、着替え、ミルク
- お風呂の温度を確認(冷めてたら温める)
- 二人目を入浴(③と同じ)
- ④と同じ
- 順番にゲップ
1人目 | 2人目 |
---|---|
お風呂 | 待機 |
保湿 | ↓ |
着替え | ↓ |
ミルク | ↓ |
待機 | お風呂 |
↓ | 保湿 |
↓ | 着替え |
↓ | ミルク |
ゲップ | ↓ |
- | ゲップ |
この時期が一番大変だった……
赤ちゃんは体温調節が未熟なため、寒暖差がないように脱衣所と浴室内を温めておきましょう。
また、お風呂は沐浴よりも時間がかかるので、ミルクを少し熱めに作っておくと授乳がスムーズですよ。
生後10ヶ月を過ぎたら同時に入浴
生後10ヶ月を過ぎてつかまり立ちができるようになれば、双子を同時に入浴させましょう。
ただし、最初のうちは足を滑らせる可能性があるので、お湯を少なめにしておくのがポイント。
大人には寒いけど、赤ちゃんが座って肩が出るくらいだと安心。
手順
- 脱衣所・浴室内を温める
- ママが体を洗う
- 双子を順番に洗う
- 一緒に入浴
- ママが先に体を拭く
- 双子を順番に保湿、着替え
- ミルク
二人目をお風呂に入れるときは、先に入った一人目をバスタブにつかり立ちさせていました。
同時の入浴だと双子から目を離せず大変ですが、お風呂が一回で終わるので、今までよりも大幅に時間を短縮できます。
1歳半を過ぎればお風呂がスムーズに
1歳半を過ぎると、自分で浴室からリビングまで歩けるようになり、今までよりもお風呂の時間がスムーズに。
この時期は離乳食が始まっているので、入浴後の授乳が必要なく、負担もかなり軽減されます。
手順
- 脱衣所・浴室内を温める
- ママが体を洗う
- 双子を順番に洗う
- 一緒に入浴
- ママが先に体を拭く
- 双子を順番に保湿、着替え
- 水分補給
動きが活発な時期ですが、「滑るから走らないでね」「ママが出てくるまで待っててね」といったことを、少しずつ理解できにようになってきます。
とはいえ、同時に出られないなら、ベビーサークルなどの待機場所を用意しておくのがオススメです。
この頃から、やっと一緒に遊んであげる余裕がでてくるよ。
本当に役立った!お風呂グッズ10選
ワンオペで双子をお風呂に入れるのは、本当に大変です。
この世の終わりかのように双子の泣き叫ぶ声がギャンギャン響き渡り、ご近所に虐待と思われないか毎回ヒヤヒヤしていました。
そんな経験から、実際に役立ったお風呂グッズを紹介していきます。
小型ヒーター
赤ちゃんは体温調節が未熟なので、脱衣所に小型ヒーターを置くのがオススメです。
とくに冬場は気温が低いため、お風呂待ちや着替えのときに暖房器具は必須。
大型ヒーターだと設置スペースが必要ですし、火傷のリスクも高まります。
小型のヒーターなら場所を取らず、お風呂場に移動するのも簡単です。
- 約5秒で温風が出る
- 首振り機能
- 倒れると自動で停止
コンパクトですが熱量が多く、すぐに脱衣所全体が温まります。
軽量なので、抱っこしたまま運べるのが便利でした。
夜間の授乳、トイトレにも重宝するよ。
バスローブ
ワンオペで双子をお風呂に入れるなら、大人用のバスローブは必須です。
バスタオルで体を拭かなくても羽織るだけで授乳ができますし、待機している赤ちゃんが泣き出してもすぐ駆けつけられるのがメリット。
私は髪が長いので、フード付きのバスローブを使っていました。
抱っこするだけで赤ちゃんも拭けるし、両手が自由になるから着替えもスムーズにできるよ。
浴槽内の滑り止めマット
つかまり立ちができるようになったら、浴槽内の滑り止めマットを用意しましょう。
浴槽内の滑り止めマットで足の踏ん張りが効くため、赤ちゃんが転倒してしまうリスクを軽減し、抱っこ中でも安心です。
- 吸盤で密着するからズレない
- 凹凸があり滑らない
- 柔らかいクッション性の素材
- 浴槽のサイズに合わせてカットできる
マットの裏が吸盤になっているため、浴槽にしっかりと固定できます。
丸い凹凸があるので安定し、子供たちも動きやすそうでした。
抱っこ中だと両手がふさがるから、滑り止めマットは必須だね。
お風呂マット
お座りができないうちは、お風呂マット用意しておくと入浴がスムーズです。
子供を抱えたまま洗うと、手をすべらせるリスクもありますが、お風呂マットなら寝かせたまま頭や体を洗えます。
待機中になにかあったときでも、お風呂マットに寝かせておけば、すぐに駆けつけられますよ。
- 冬でも冷たくない
- 程よくお湯がたまる
- お手入れが簡単
使用後のお風呂マットは、シャワーで軽く流して立てかけておけば、カビも生えません。
おむつ替えだと暴れるけど、なぜかバスマットの上では動かない(笑)。
セルフミルク(授乳)クッション
お風呂上がりにひとりずつ授乳をするのは、なかなか重労働ですよね。
とくに生後間もないと授乳スピードが遅いため、二人目の入浴がどんどん遅くなってしまいます。
セルフミルク(授乳)クッションがあれば、ママがいなくても赤ちゃんが自分でミルクを飲めます。
とはいえ、ミルクの位置がずれたり、吐き戻しの可能性もあるので、必ず目の届く場所で使いましょう。
二人同時に使えば、普段の授乳も楽になるよ。
電動バウンサー
お風呂の待機中にママがいなくて大泣きしてしまう場合は、電動バウンサーがあると便利です。
自動で抱っこのように揺れるので、赤ちゃんがおとなしく待っててくれます。
ただし電動バウンサーは、1歳ぐらいまでしか使えず、一般なバウンサーよりも値段が高いです。
赤ちゃんが気にいらないと無駄になってしまうので、レンタルして使い心地をチェックしてみるのもアリですね。
ワンオペの寝かしつけでも大活躍でした。
関連ワンオペで双子を寝かしける方法!放置してしまうのはアリ?ナシ?
バスチェア
赤ちゃんの首がすわって一緒にお風呂に入れるようになったら、安全面を考慮してバスチェアがあると便利。
お風呂場で転倒したり、抱っこ中に落としてしまうリスクを大幅に軽減できます。
バスチェアに座らせれば両手が自由になるため、赤ちゃんを洗うのも楽になりますよ。
- リクライニングで自由に角度を変えられる
- フロントガードで転倒を防止
- 二つ折りで収納できる
少しお尻が洗いにくいけど、この値段でこの機能性なら十分満足。
ベビーサークル
生後6ヶ月を過ぎてくると動きが活発になり、待機中にバウンサーから落ちてしまうことがあります。
ベビーサークルがあれば、行動範囲が限られるので、暴れたり動き回っていても安心です。
- トイパネルで遊べる
- 軽量で移動がしやすい
- 設置・収納が簡単
- やわらかい素材でケガをしにくい
お風呂場の近くにベビーサークルを設置すれば、ママの顔が見えるから安心してくれるよ。
子ども向け動画配信サービス
双子をお風呂に入れていると、待っているほうが泣いてしまう場面も多いです。
そんなときバウンサーやベビーサークルの近くで、子ども向け動画が見せると、高確率で泣き止んでくれます。
「赤ちゃんに動画を見せるなんて……」と思うかもしれませんが、断末魔のような泣き声を響かせるよりマシです。
双子を同時に相手をしてあげられないからこそ、割り切りも大切ですよ。
オムツを安く買うためにAmazonプライムに加入していたので、プライムビデオを見せていました。
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赤ちゃん用のフード付きバスタオル
必須ではありませんが、赤ちゃん用のフード付きバスタオルがあると便利。
お風呂上がりにサッと着せるだけで、素早く汗や水分を吸収し、同時に湯冷めも防いでくれます。
とくに冬場は急いで着替えさせないと、寒くて大泣きすることも。
フード付きのバスタオルなら、髪も体も拭くことができるため、体を包んでおけば寒くて泣くことがほとんどなくなります。
- コットン100%でふわふわの肌触り
- 吸収性も抜群
- 保温効果が高い
これがあれば冬のお風呂上がりも安心ですし、なにより見た目も可愛い!
バスローブを着せたままリビングに連れていって、ゆっくり着替えさせられるよ。
双子のワンオペお風呂で気をつけること
双子のワンオペお風呂は、幼い子供を同時に見なくてはいけないため、予期せぬトラブルが多いです。
あらかじめ気をつけることを把握しておきましょう。
使うもの準備してから入浴する
双子のお風呂は、とにかくスピードが命。
スムーズに交代できるよう、バスタオルや着替え、オムツ、ベビーローションなど、必要なものは事前に準備しておきましょう。
リビングに置いてしまうと取りに行くのが面倒なので、脱衣所から手の届く範囲に準備しておくのがオススメです。
赤ちゃんの服も着る順番に重ねておくとスムーズだよ。
私はお風呂のたびに準備するのが面倒なので、お風呂セットを収納BOXに入れて、あらかじめ脱衣所に用意していました。
授乳直後の入浴は避ける
ついやってしまいがちな入浴直前の授乳。
たしかに入浴後の授乳時間がなくなれば楽になりますが、吐き戻しのリスクがあります。
お風呂前に授乳する場合は、30分以上経ってからにしましょう。
お風呂上りは水分補給が必要だから、できるだけ入浴後に授乳するのがベストだよ。
ママも体を冷やさない
双子をお風呂に入れる忙しさから、ママ自身が体を冷やして風邪をひいてしまいがち。
とくにワンオペが多い家庭だと、ママの風邪が子供にうつり、さらに面倒なことになります。
たしかに双子のお風呂はスピード勝負ですが、浴室から出る前にしっかりと体を拭いて風邪をひかないようにしましょう。
浴室外だと冷えるから、できるだけ浴室内で拭くのがポイントだよ。
入浴後はすぐにオムツをはかせる
赤ちゃんは排泄のコントロールができないため、体を拭いたらすぐにオムツをはかせましょう。
とくにお風呂上りは血行が良くなり、リラックスしている状態です。
せっかくやり遂げたお風呂が、おしっこやうんちで汚れて、入り直しになったら地獄ですよね。
目を離した隙にうんちまみれになってて、発狂した経験あり(笑)
また、お風呂の中でうんちをされると、お湯を張り替えなくてはいけないので、いきむ様子を見せたらすぐに湯船から出しましょう。
手の届くところに危険なものを置かない
ワンオペで双子をお風呂に入れていると、どうしても子供を1人にしてしまう時間があります。
誤飲や落下する危険があるものは、手の届くところに置かないように!
事前の確認だけでなく、バウンサーやベビーサークルも、必ずお風呂場から目の届く場所に設置しましょう。
【ワンオペ】双子のお風呂|まとめ
ワンオペで双子をお風呂に入れるのは、本当に苦労しますよね。
双子から目を離さず、大泣きしていようが最後までやり抜く覚悟が必要です。
とはいえ、体調が悪かったり大変なときは、お湯に浸したガーゼで体を拭きとるだけでも問題ありません。
ただでさえ大変な双子のワンオペ育児、あまり気張らずに乗り越えていきましょう。