双子妊娠中に気になるのが、いつまで動けるのか?ですよね。
双子の場合、単胎妊娠よりも早い段階でお腹が大きくなり、マイナートラブルも多いです。
実際に私も、妊娠後期に動けなくなり、想像以上に大変でした。
しかし、多胎妊娠についての情報は少ないですし、まわりに双子ママがいければ相談もできませんよね。
実際に動けなくなってから、「家事は誰がやるの?」「買い物に行けない……」なんて慌てることに。
この記事では、私が双子妊娠中に感じた体の変化、動けなくなって困ったこと、動けなくなる前にやっておくべきことをまとめています。
双子妊娠の後期いつまで動ける?
私の場合、双子妊娠中にまともに動けたのは、妊娠8ヶ月(28週)頃までです。
妊娠6ヶ月(23週)から徐々に動くのが辛くなり、妊娠8ヶ月(28週)になるとお腹が単胎妊娠の臨月と同じ大きさに。
妊娠10ヶ月(36週)には、お腹の大きさが1mを超えていました。
横になっている時間が増え、買い物や家事、仕事や車の運転など、常に誰かにサポートしてもらう日々です。
座った状態から立ち上がったり、お風呂に入ることさえも辛くなり、話すときに息が切れて苦しくなることもありました。
一人目のときは、臨月まで自由に動けていたので、双子だとこれほどまでに違うものかと想定外でした。
双子妊娠中に動けなくなった原因
双子妊娠中に動けなくなった主な原因は5つあります。
もちろん個人差はあるけど、参考にしてみてね。
お腹の張り
双子妊娠の場合、単胎妊娠よりお腹が大きくなるペースが早く、お腹が張りやすいです。
お腹の張りとは、子宮が収縮するような感覚のこと。
- お腹がギュッと締め付けられる
- お腹が硬くなり圧迫感がある
- お腹の筋肉が突っ張るような感覚
外出中に突然お腹が張り、その場でうずくまってしまうことが何度もありました。
しばらく座ったり横になったりしていると落ち着く。
お腹の張りは妊娠中の生理的な現象ですが、休んでも治まらない場合や強めの張りを感じたら、すぐに受診しましょう。
腰痛
お腹が大きくなると、体の重心が傾くため、どうしても腰を突き出し背中を反らした姿勢になります。
姿勢が悪くなるため、腰や背中に負担がかかり、腰痛を引き起こします。
腰痛が酷いときは痛みで立っていられず、一日中動けないことも。
起き上がろうとすると激痛が……
私の場合、腰痛だけでなく恥骨痛もあったため、ゆっくりしか歩けませんでした。
足のむくみ
双子の場合、単胎妊娠よりも子宮が大きくなるため、足の血流が圧迫され、足がむくみやすくなります。
私も足のむくみが酷く、自分の足とは思えないほどパンパンに膨れていました。
むくみ自体に痛みはありませんでしたが、靴が履きづらくなり、歩いていると急にバランスを崩すことも。
胃の圧迫感
お腹が大きくなったことで内臓が押し上げられ、胃も圧迫されていました。
胃がムカムカしている状態が続き、胃酸が逆流して慌てて口をふさぐことも。
食事も一度に食べることができず、少量ずつ食べていました。
どんどん体力がなくなっていく……
また肺も圧迫されているため、少し動いただけで息切れして苦しくなりました。
貧血
双子妊娠では、2人の胎児が血液を必要とするため、鉄分不足で貧血になりやすいです。
突然めまいを感じて気持ち悪くなったり、立ちくらみで目の前が真っ暗になったりしました。
意識が飛ぶのは、マジで怖い……
血液検査でヘモグロビンが基準値を下回っており、鉄剤を処方されましたが、今度は副作用の便秘で悩むことに。
【双子妊娠中】実際に動けなくなって困ったこと
双子妊娠が後期になり、まともに動けなくなって困ったことをまとめました。
ここまで何もできなくなるとは思わなかったよ。
1人で買い物に行けない
動けなくなって一番しんどかったのが、1人で買い物に行けないこと。
私は買い物がストレス発散になっていたので、これがかなり苦痛でした。
お腹の張りと腰痛で少し歩くのも辛く、突然のめまいでベンチで休んだり、途中で家に引き返すことも。
買い物しても荷物を持って歩けないし、1人だと不安……
最初は夫に買い物を頼んでいましたが、産後や離乳食にも役立つと思い、生協を始めました。
生協なら調子が良いときにゆっくり品定めできますし、自宅に届けてくれるから安心ですよ。
どうしても一人で買い物に行かなくてはいけない場合は、事前に休める場所を把握しておき、できる限り短時間にしましょう。
家事ができない
一人目のときは出産ギリギリまで家事をしていましたが、今回は無理でした。
とにかく長時間立っているのが辛いので、自分でやるのは座ってできる家事だけ。
最初は「家事をおろそかにしている」という罪悪感があったけど、無理なものは無理!
体調が悪ければ無理をせず、休憩を多めにとって体調管理を最優先にしましょう。
料理は生協の冷凍食品、旦那でも作れるミールキットを注文していました。
車の運転ができない
私の場合、長男の保育園の送り迎えがあったので、妊娠8ヶ月(30週)まで運転していました。
ただし運転中に破水や陣痛が起きる可能性や、突然の胎動でヒヤッとすることがあったため、あまりオススメしません。
そもそもお腹が大きくなるにつれてシートベルトの装着や運転時の姿勢も辛くなります。
車体の揺れでお腹が動くと気分が悪くなる。
運転ができなくなってからは、両親や義両親、旦那にお願いしていました。
睡眠中に寝返りが打てない
お腹が大きくなったことで、睡眠中に寝返りを打てなくなりました。
なかなか熟睡できる姿勢が見つからず、寝返りを打とうとすると起きてしまう日々。
うつ伏せは無理だし、仰向けだとお腹の重さに押しつぶされる。
眠るときに抱き枕やクッションを抱えたり、シムス位を試してみると少し楽になりましたが、熟睡とまではいきませんでした。
関連記事【先輩ママ100人の体験談】双子妊娠中に楽だった寝方は?役立った快眠グッズも
仕事に行けない
私は正社員で働いていたので、産前休暇(妊娠14週前)まで働くつもりでした。
しかし、出産が近づくにつれて動くのが辛くなり、出勤途中で引き返したり、早退することも増えていきます。
経済的な不安もあり、仕事を軽減してもらいながら働くことも考えましたが、周りに迷惑をかけると思い、妊娠6ヶ月で退職を決意。
出産後の育児は想像以上にハードだったので、続けていても育児休暇1年じゃ復帰できず、最終的には退職していたと思います。
双子でも産後休暇と育児休暇の期間は同じなんだよね……
関連記事【双子ママ100人の体験談】妊娠中の仕事はいつまで続ける?退職する?
動けなくなる前に準備しておくこと
私が妊娠後期までに準備しておいたこと、準備しておけば良かったことをまとめました。
人手の確保
動けなくなる前に必ずやっておきたいのが、人手の確保です。
妊娠後期になると、自分でできることが極端に少なくなるため、周りの協力が必須です。
大きなお腹を抱えながらの家事や買い物には限界がありますし、無理をしてなにかあったら取り返しがつきません。
夫のサポートだけでなく、両親や義両親、兄妹や友人など、できるだけ頼れる人を確保しておきましょう。
管理入院の準備
双子妊娠は、単胎妊娠よりも早産のリスクが高く、医師から管理入院を勧められるのが一般的です。
予定より早く管理入院になるケースも珍しくないので、事前に入院準備をしておきましょう。
健診で子宮頸管長が25㎜まで短くなっていて、管理入院が2週間も早まったよ。
動ける時期に必要なものをリストアップし、少しずつバックにまとめておくのがオススメです。
産後すぐに必要なベビー用品を揃える
動けなくなる前に、産後すぐに必要なベビー用品や育児グッズを揃えておくことも大切です。
動けなくなってから買い物に行くのは大変ですし、管理入院から出産まで病院から出られないことも。
とくに双子の場合は、必要なものも2倍になるので、余裕をもって準備しておきましょう。
欠品や入荷待ちで、出産までに間に合わないこともあるからね。
また、病院から車で帰宅するときのチャイルドシートも必須なので覚えておきましょう。
関連記事【先輩ママ100人が厳選】双子の出産準備リスト!いつから用意する?
出産費用・貰えるお金を確認しておく
双子の出産は、想像以上にお金がかかります。
管理入院や帝王切開、NICU(新生児集中治療室)の費用を合わせて百万円を超えるケースも。
産後に慌てないためにも、出産費用・国や自治体から貰えるお金を事前に確認しておきましょう。
民間の保険が適用される場合は、自分で申請しないともらえないから注意!
関連記事双子の出産でかかった費用は?『管理入院』『帝王切開』『NICU入院』の総額!
双子妊娠いつまで動ける┃まとめ
双子妊娠は、お腹が大きくなるスピードが早く、想像以上に動けなくなります。
私は単胎妊娠も経験していますが、双子妊娠は完全に別物でした。
また管理入院を必要とする場合も多く、産前産後を安心して過ごすためには、事前の準備も必須です。
双子妊娠のリスクを理解し、無理のない範囲で少しずつ準備していきましょう。