現在、二卵性の双子(男女)を育てている母親です。
結婚当初から早く子どもが欲しかったので、妊娠がわかったときは嬉しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、初めての妊娠で授かったのは双子!
正直にいうと、嬉しさよりも不安の方が圧倒的に大きかったです。
この記事では、私が経験した、双子とわかったタイミングや妊娠中の生活、管理入院、出産時の状況を振り返っています。
私と同じように、初産で双子を妊娠し不安な方に、少しでも役立ったら嬉しいです。
初めての妊娠は双子!?妊娠9週目のエコー写真で判明
結婚して半年たったころ、生理が遅れたため検査してみると陽性反応!
初めての妊娠に、嬉しい気持ちと不安が入り混じっていました。
病院に行くと妊娠7週目を伝えられ、正社員だったのですぐに職場にも報告。
しかし妊娠発覚から2週間後、仕事中に微量の出血が……
慌てて病院に駆け込むと、お医者さんから衝撃の事実を告げられます。
「後ろにもうひとり赤ちゃんが隠れているね」
検査してみると2人分の心拍が確認でき、妊娠9週目に双子が確定!
単胎妊娠だと思っていただけに、「一気に2人?」「どうすればいいの?」という不安しかありませんでした。
妊娠初期(11週目)つわりのピーク!2日に1回のペースで嘔吐
双子と発覚したタイミングから、徐々につわりが酷くなりました。
妊娠初期の11週目ごろには、お風呂の湯気や炊飯器の蒸気すらもダメになり、2日に1回は吐いてしまう状態に。
出血があったため、医師から「切迫早産」と診断され、仕事も休職しました。
休職後は実家に里帰りをし、常にベッドやソファーで横になる日々。
初めての妊娠で身体の変化についていけず、「いつになったらつわりが落ち着くの?」「まともにご飯も食べられないのに大丈夫なの?」「一気に2人も育てられる?」という不安ばかりがよぎります。
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妊娠中期(16週目〜)心と体の変化に慣れてくる
妊娠中期になると徐々につわりも落ち着き、身体の変化にも慣れてきました。
妊婦健診のたびにお腹の中で成長する双子を見ると、妊娠初期に抱いていた不安も、「どうか2人が無事に産まれてきますように」と願う気持ちに。
医師から「双子の出産には安定期がない」といわれており、切迫早産の診断も変わりません。
外出制限のストレスも感じていましたが、「お腹の赤ちゃんたちを守るため!」と必死でした。
妊娠22週目から管理入院が始まる
妊娠22週目の健診で「子宮頸管が短い」と告げられ、すぐに管理入院になりました。
先生からの指示を守って外出も控えていただけに、ショックを隠せません。
この頃はお腹が急激に大きくなり、胃が圧迫されてごはんも食べにくく、苦しい入院生活がスタートします。
- 思うように体が動かせない
- 物を落としても自分で拾えない
- 靴下が自分で履けない
- 洗濯物もできない
など、身動きが取りづらくなり、ベッドから体を起こさなくても生活できるよう、ポーチやS字フックでカゴを取り付けるなど試行錯誤の日々。
また体が重くなるにつれ、息切れや疲れもひどくなり、検診室まで3分で着くところが、次第に5分〜10分と休憩しながらになりました。
ただ人間の慣れとは怖いもので、入院生活が2週間ほど経つと、毎日の献立や主人、友人、家族とのテレビ電話が日々の楽しみに(笑)
入院中にご飯が食べにくかったので、助産師さんから「果物だけでも食べるといい」といわれ、主に果物を食べて生活していました。
お腹が張らないように点滴もしていましたが、安静にしていたため飲み薬になり、院内の散歩も許可されます。
妊娠37週目に帝王切開で双子を出産
切迫早産といわれていましたが、「2人とも頭位だから、普通分娩もできる」と診断を受けます。
ただし、「初産で産道ができていないため出産に時間がかかる」「安静期間と入院生活が長かったことから母体の体力がもつかわからない」とのこと。
リスクについて話し合った結果、『帝王切開』で出産することになります。
そして37週0日に、早産になることなく正産期で双子を出産しました。
- 第一子(男の子)→2408g
- 第二子(女の子)→2760g
出産にかかった時間は約50分。
産後の状況
2人とも健康状態が良好で、GCUやNICUではなく、新生児室に入ることができました。
私は帝王切開だったため腹筋に力が入らず、歩くこともやっとの状態。
とはいえ、無事に産ぶ声をあげてくれた双子、妊婦生活を支えてくれた家族や主治医、看護師さんには感謝の気持ちしかありません。
出産から1週間後に退院
出産からちょうど1週間後、当初の予定どおり、双子とともに退院できました。
入院期間の約2か月半は1日1日が長く感じ、寂しさや不安で泣いてしまう日もありましたが、無事に双子が産まれるための必要な準備期間だったと思います。
退院後の3ヶ月は実家に里帰りすることが決まっており、両親や姉家族と過ごすことに。
本音をいえば、双子の肌着やおくるみ、哺乳瓶なども自分で選びたかったですが、管理入院になってしまったので夫や両親に揃えてもらいました。
とはいえ、長い入院生活からの解放され、「やっと自由に外に出れる!」という嬉しさでいっぱいでした。
初めての妊娠が双子だった|まとめ
初めての妊娠が双子だったことで不安も大きかったですが、喜びや戸惑い、希望や不安など様々な感情と向き合う期間でした。
入院生活は絶対に一人で乗り越えられなかったので、サポートしてくれた夫や両親、そしてお腹の中で応援してくれた子どもたちには感謝しかありません。
双子の妊娠中は、泣きたいときや心が折れそうになることも多々ありますが、お腹に宿ってくれた2人の命は、自分が思うよりも遥かにたくましく成長しています。
今では双子も3歳になり、子育てに追われ大変な日々が続いていますが、2人の成長を見守ることができて幸せです。
なにより双子たちがともに兄妹の絆が強く、「双子で産まれてきてくれて良かった!」と思っています。