育児

双子育児で布オムツは大変?実際に経験してわかったこと

赤ちゃんが生まれてから、毎日何枚も消費する育児用品『オムツ』。

双子だと量も単純に2倍なので、紙オムツ代も馬鹿になりません。

そんなときママ友が、布オムツ育児をしていると聞いたので、早速試してみることに。

この記事では、双子育児で布オムツを経験してわかったこと、どのようにオムツ替えをしていたのかを解説しています。

「双子で布オムツって平気なの?」「オムツ代を節約したい」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

やる気があれば双子育児でも布オムツは可能

結論から言うと、やる気忍耐力があれば双子でも布オムツは可能です。

布オムツは洗って何度も使えるため経済的ですし、毎回洗うのでゴミが溜まって臭いに悩むこともありません。

また、赤ちゃん自身がうんちやおしっこに早く気づくことから、オムツかぶれの予防にもなります。

一方で、ただでさえ大変な双子の育児に加えて、やることが増えるのも事実。

とくに布オムツは自分で折りたたむ必要があるため、慣れるまで時間がかかりますし、うんちの処理・つけ置き・洗濯などの手間もあります。

しっかり布オムツをはかせないと、うんちやおしっこが漏れてしまい、服や布団・シーツまで濡れてしまうこと。

あかり
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ふたり同時に漏れていると地獄……

ハッキリ言って、完全なワンオペ育児だと挫折する可能性が高いので、旦那や両親の協力があるなら試してみるのがオススメですよ。

メリット
デメリット
  • 繰り返し使えて経済的
  • 双子で共有できる
  • ゴミが出ない
  • 洗濯の回数が増える
  • 干す場所に困る
  • 外出先で捨てられない

双子なら『成形オムツ』一択

双子で布オムツを使うなら、間違いなく『成形オムツ』がオススメ。

布オムツには、さらしタイプの『輪オムツ』、折らずにそのまま使える『成形オムツ』があります。

輪オムツ成形オムツ
メリット・体型に合わせて折り方を変えられる
・乾きが早い
・そのまま使える
・コンパクトに干せる
デメリット・慣れるまで扱いが難しい
・洗濯後にたたむのが手間
・乾くのに時間がかかる
・輪オムツよりかさばる

成形オムツなら「折る・たたむ」という工程をショートカットでき、オムツ替えの負担を軽減できます。

とくに双子はオムツの交換回数が多いので、少しでも手間のかからない成形オムツがオススメ。

あかり
あかり

最初は輪オムツだったけど、交換頻度・たたむ枚数を考えたら、やっぱり成形オムツが楽!

布オムツの交換~洗濯までの流れ

布オムツ育児のサイクルは以下のとおりです。

step
1
オムツをはかせる

オムツカバーのうえに布オムツをのせ、しっかりとはかせます。

オムツカバーから布オムツがはみ出ていると、うんちやおしっこが漏れてしまうので注意しましょう。

成形オムツではなく、輪オムツを使う場合は以下の動画で折り方を参考にしてみてくださいね。

step
2
交換したオムツを洗う

使用済みの布オムツを洗います。

  • おしっこ → シャワーで洗い流す
  • 柔らかいうんち → シャワーで洗い流してから手洗い
  • 固形うんち → トイレに流してから手洗い

柔らかいうんちを処理するときは、バケツの中で洗い流し、残った水はトイレに流しましょう。

あかり
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このあと『つけ置き』するから、ある程度汚れが落ちれば大丈夫。

素手でうんちを洗い流すのに抵抗があるなら、ゴム手袋があると便利です。

step
3
つけ置き

うんちやおしっこを処理したら、バケツにぬるま湯洗剤を入れ、つけ置きします。

洗剤には、重曹セスキ炭酸ソーダなどの、赤ちゃんにも安心して使えるナチュラル洗剤を使いましょう。

水面からオムツが出ていると、カビが繁殖してしまうので、バケツは20リットル以上

あかり
あかり

臭いを抑えるために、フタも必須

つけ置き自体は数時間で問題ありませんが、1日に何回も洗うのはキツイので、翌日にまとめて洗濯するのが無難。

あかり
あかり

布オムツをバケツにつけ置きしていると、どんどん水が茶色くなってくるけど洗濯するから大丈夫だよ。

step
4
洗濯する

つけ置きした布オムツをかるく絞り、洗濯機に入れます。

バケツに残った水は、トイレに流しましょう。

赤ちゃんの肌はデリケートなので、洗濯にはベビー用洗剤を使います。

漂白剤や柔軟剤を使用する場合は、残っていると肌荒れの原因になるため、すすぎ洗いの回数を増やしましょう。

step
5
干す

洗濯ばさみつきのハンガーに、布オムツを干します。

成形オムツやオムツカバーは生地が厚いので、大きめハンガーを用意し、間隔をあけて干すと乾きやすいです。

とくに冬場や梅雨時などは、布おむつが乾きにくいので、乾燥機があると重宝しますよ。

オムツライナーがあれば布おむつが汚れにくい

オムツライナーがあると布オムツが汚れにくくなるため、下洗いが楽になります。

オムツライナーとは

布オムツの上に1枚敷いて使う、布や不織布のこと。

使い捨てタイプのオムツライナーなら、汚れてもそのまま捨てられ楽チン。

あかり
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オムツカバーも汚れにくいから、洗濯が減るよ。

一方で、オムツをはかせる際の手間が増える、ゴミが出る、ある程度のコストがかかるなどのデメリットも。

とはいえ、紙オムツに比べたらゴミは少ないですし、布オムツの「洗濯が大変」という部分を軽減できます。

あかり
あかり

オムツライナーを捨てると臭うから、専用のゴミ箱があると便利だよ。

関連【双子育児】オムツ用のゴミ箱は必要?選ぶときの注意点も解説!

双子の布オムツ育児で必要なもの

  • 布オムツ60枚
  • オムツカバー10枚
  • 洗濯ばさみ付きハンガー
  • つけ置き用バケツ
  • 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
  • ベビー洗剤

双子の場合は、生後10ヶ月ごろまで1日20枚程度のオムツ交換が必要です。

洗濯のことを考えると、布オムツは60枚程度用意しておきましょう。

オムツカバーは、汚れたときだけ洗えばいいので、とりあえず10枚あればOK。

サイズ固定のオムツカバーだと、成長とともに買い替える必要があるため、フリーサイズがオススメですよ。

布オムツと紙オムツで1年間にかかるコストを比較

1年間の育児を「布オムツだけ」「紙オムツだけ」でおこなった場合、約6倍の差があります。

布オムツ紙オムツ
1年間で必要な枚数約60枚約7,000枚
1枚あたりの価格約150円約20円
オムツカバー約10,000円(10枚分)-
つけ置き用バケツ約3,000円-
洗濯ばさみ付きハンガー約2,000円-
合計約24,000円約14,0000円
双子の場合

布オムツの場合は、ベビー洗剤や水道代、買い足しのコストもかかりますが、それでも毎日紙オムツを使うのに比べれば、かなり安いですよ。

関連双子の月齢ごとのオムツ消費量は?1年間でかかったオムツ代も公開!

双子の布オムツを経験してわかったこと|まとめ

オムツ替え以外にも、本当に手のかかる双子育児。

たしかに布オムツはコスパが良いですが、あまり固執し過ぎると日々の負担がどんどん大きくなります。

ハッキリ言って、布オムツ・紙オムツのどちらを使って育てても、子どもの成長に大きな影響はありません。

「外出や夜間は紙オムツ」「布オムツは諦める」というのも視野に入れながら、できる範囲で続けていきましょう。

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