双子の出産が近づくと気になるのが『出産費用』ですよね。
- 支払額はどのくらい?
- 国からお金がもらえるの?
- 手元にお金は残る?
なんて不安を抱えている人も多いはず。
実際に私も双子の出産を経験しており、『管理入院』『帝王切開』『NICU入院』の支払いを済ませました。
この記事では、私が実際に双子の出産でかかった費用、支給されたお金、手元に残った金額について詳しく解説しています。
もちろん出産場所や出産方法、入院日数、保険の有無などで実際の負担費用は異なりますが、目安にはなると思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結果的にすべて保険でカバーできて、意外とお金が残ったよ。
双子の出産〜退院までにかかった費用は約142万円
私が実際に双子を出産し、退院するまでにかかった費用は約142万円でした。
- 管理入院(約87万円)
- 帝王切開(約48万円)
- NICUの入院(約7万円)
管理入院でかかった費用は約87万円
管理入院でかかった費用は、約87万円でした。
妊娠32週目から管理入院がスタートし、産後を含めると入院期間は49日間です。
入院料・治療費 | 約18万円 |
食事代 | 約7万円 |
差額ベット代 | 約62万円 |
差額ベット代の62万円は、個室を選択したことでかかった費用です。
大部屋を利用していれば、管理入院費は約25万円でした。
とはいえ、個室を選んだおかげで、話し声やいびきなどに悩まされることもなく、家族とテレビ電話をしたり、静かに本を読んだりと自由に過ごせたので後悔はしていません。
また、食事は選択食を選ばずにいれば、数百円程度ですが費用を抑えられました。
管理入院中は、意外と必要なものが多いから注意しよう。
帝王切開の費用が約48万円
帝王切開で出産したため、分娩介助料として約48万円かかりました。
帝王切開とは、お母さんか赤ちゃんに、何らかの問題が生じて経腟分娩が難しいと判断された場合に、手術で赤ちゃんを出産する方法です。
双子の場合は、母子のリスクを考慮し、帝王切開になる割合が高くなります。
ただし帝王切開は異常分娩に該当するため、健康保険(公的医療保険)が適用され、実質3割負担となります。
ちなみに『自然分娩』は医療行為にあたらないので、出産にかかった費用は全額自己負担に。
NICUの入院費が約7万円
産まれた双子の体重が2,000g以下だったので、そのままNICUで入院することに。
入院していた期間は20日間で、費用は約7万円でした。
- 入院費
- 治療費
- オムツ代
- ミルク代
- 衣服代
退院時にNICUの入院費として200万円ほど請求されましたが、『未熟児養育医療制度』『乳幼児医療費助成制度』が適応され、自己負担はかなり少なく済みました。
ちゃんと税金納めてて良かった(笑)
支給された金額は約218万円
双子妊娠・出産に関して支給された金額の合計は、約218万円でした。
- 出産一時金(100万円)
- 出産・子育て応援給付金(10万円)
- 民間保険(約108万円)
双子の出産育児一時金で100万円
出産育児一時金とは、出産時に公的医療保険制度から受け取れるお金です。
子ども一人につき50万円が支給されるため、双子の場合は100万円を受け取れます。
出産・子育て応援給付金が10万円
出産・子育て応援給付金として、自治体から子ども一人につき5万円が支給されました。
住んでいる地域によっては、双子でも5万円だったり、ギフト券になったりするので、自治体のホームページを見ておくのがオススメ。
民間保険で約108万円
独身時代から加入していた民間保険2社で、管理入院と帝王切開に対して保険が適用され、約108万円が支給されました。
ただし、出産したからといって保険会社から連絡がくるわけではないので、自分で手続きが必要です。
民間保険に加入している場合は、双子の妊娠が確定したタイミングで、問い合わせてみるのがオススメ。
手元に残ったお金は約76万円
私の場合は、約218万円(支給額)-約142万円(管理入院~退院までの費用)=約76万円が手元に残りました。
これほどの金額が手元に残った理由は、やはり民間保険に加入していた影響が大きいです。
ちなみに管理入院で個室を利用せず、民間の保険にも加入していなかった場合は、約110万円(支給額)-約80万円(管理入院~退院までの費用)=約30万円が手元に残る計算です。
貯蓄が無くても、意外と手元にお金が残るから安心だね。
事前に『限度額適用認定証』の申請をしておこう
管理入院や帝王切開などで、高額の医療費がかかることがわかっている場合は、事前に『限度額適用認定証』を申請しておきましょう。
限度額適用認定証を病院窓口で提示すれば、支払額が自己負担限度額までで抑えることが可能です。
『高額療養制度』を利用した場合でも、限度額を超えた分があとから戻ってきますが、一度立て替えなくてはいけないので負担が大きくなります。
最終的に支払う医療費は同じだけど、『限度額認定証』を申請しておけば手持ちがなくても安心。
ちなみにマイナンバーカードの健康保険証がある場合は、『限度額適応認定証』がなくても、自己負担限度額までの支払いになります。
出産後の準備も忘れずに
無事に出産を終えて、ほっと一息ついたのも束の間、すぐに自宅で双子との生活がスタートします。
とくにベビー服や沐浴用のベビーバス、ミルク、哺乳瓶、オムツといったすぐに使うものは、出産前に準備しておくのがオススメですよ。
病院から車で帰宅するなら、チャイルドも必要だね。
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双子の出産費用┃まとめ
双子の出産費用だけをみると高額に感じますが、出産育児一時金や保険などでもらえるお金も多いので、ほとんどの場合は手元にお金が残ります。
また年間の医療費が10万円以上かかるため、医療費控除の対象に。
管理入院や帝王切開が確定していない状態なら、民間保険に加入できるケースもあるので、妊娠初期なら一度問い合わせてみるのがオススメですよ。