赤ちゃんを抱っこするのに便利な『抱っこ紐』。
お出かけだけのときだけでなく、家事や寝かしつけにも使えるため、育児中には欠かせないアイテムです。
しかし双子の場合は、赤ちゃんが2人になるので、どうしたらいいのか悩みますよね。
私も双子の妊娠中に、「抱っこ紐は1本?2本?」「双子用の抱っこ紐は必要?」と調べまくりました。
双子の育児はとにかく大変なので、役立つアイテムは、できる限り揃えておきたいところですよね。
他の双子ママたちは、抱っこ紐をどうしてたんだろ?
そこで今回は、双子を育てている先輩ママたち100人に、「抱っこ紐はどうしていた?」というアンケートを実施。
双子用抱っこ紐の選び方やメリット、デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最終的に私の場合は、シングルの抱っこ紐を2本、双子用の抱っこ紐を3本を買ったよ。
【双子ママ100人の体験談】双子の抱っこ紐はどうする?
双子ママたち100人のアンケートでは、半数以上が双子用の抱っこ紐を購入していました。
ママたちの体験談を見てみよう。
【双子ママの体験談】双子用の抱っこ紐を買った
双子用の抱っこ紐を購入したママたちの中には、「買って良かった」「良い思い出になった」「神アイテム!」という声がありました。
一方で、「慣れるまで大変」「少ししか使わなかった」「体重が増えてくるとつらい」という意見も。
【双子ママの体験談】双子用の抱っこ紐を買わなかった
双子用の抱っこ紐を買わなかったママたちは、抱っこ紐2本や、抱っこ紐&ベビーカーで育児をしていたようです。
「双子の抱っこ紐は難しそう」「ベビーカーで十分」「意外となんとかなる」という回答がありました。
一方で、「双子用の抱っこ紐があれば便利だったと思う」「前に2人抱っこしてみたかった」と後悔している声も。
『双子用の抱っこ紐』と『抱っこ紐2本』の違い
『双子用の抱っこ紐』と『抱っこ紐2本』との大きな違いは、ママの前側に2人抱っこできるかどうかです。
一般的な抱っこ紐は、前か後ろにどちらか1人ですが、双子用の抱っこ紐なら、赤ちゃん2人をママの前側で同時に抱っこできます。
ママの前側に2人抱っこできると、赤ちゃん同士が同じ向きになるため、お世話やコミニケーションもしやすくなります。
また、肩紐ベルトやウエストベルトが重ならないので、抱っこ紐2本よりも肩回りや腰周りがスッキリするのも特徴です。
赤ちゃんの様子を同時に確認できるから、体調の変化にも気づきやすいよ。
双子用抱っこ紐のデメリット
実際に双子用抱っこ紐を使って、デメリットに感じたのは以下の4つです。
前に2人を抱っこできる期間が短い
双子用の抱っこ紐は、赤ちゃん2人を前に抱っこできるのが特徴ですが、この体勢での使用期間は意外と短いです。
体が小さい時期であれば、前に赤ちゃん2人を無理なく抱っこできますが、成長とともに体重が増えてくると、重心が前のめりになり、ママの体にかかる負担が大きくなります。
しかし、短い期間とはいえ、産後のバタバタしている時期に、お出かけや家事の際に両手が空くのは助かりますし、赤ちゃんとのコミニケーションも取りやすいです。
もちろん、前に抱っこができなくなっても、前後に抱っこすれば使い続けられますよ。
2人で10kgを超えると前に抱っこはキツイけど、逆にいえばこの短い期間しか体験できないよね。
着脱に時間がかかる
双子用の抱っこ紐は、2人の赤ちゃん同時に抱っこするため、通常の抱っこ紐より着脱に時間がかかります。
着脱に時間がかかりすぎると、待っている赤ちゃんたちがぐずりだす可能性があるので注意しましょう。
慣れてしまえばなんてことはありませんが、スムーズに着脱できるよう、事前に練習しておくのがオススメですよ。
私は、ぬいぐるみや枕で練習してたよ。
価格が高い
双子用の抱っこ紐は、二人分の重量に耐えられるように設計されており、素材も耐久性の高いものが使われています。
なので当然、通常の抱っこ紐よりも価格が高いです。
双子育児は必要なものが多く、できる限りコストを抑えたい気持ちも痛いほどよくわかります。
しかし、少し値段が高くても、その分の安心感を買うと考えば、そこまで不安にもならないはず。
新品にこだわらないなら、レンタルや中古品(メルカリ)を検討してみるのもアリだと思う。
双子用抱っこ紐のは、需要があるから、使い終わってもすぐ売れるし。
種類が少ない
双子用の抱っこ紐は、通常の抱っこ紐に比べて、種類が圧倒的に少ないです。
日本における双子の出生率は、約100人に1人といわれており、どうしてもニーズが少なくなってしまいます。
店頭販売もほとんどなく、デザインや機能性を比較して選びたいママには、物足りなく感じてしまうかもしれません。
双子を育てたママたちが開発した抱っこ紐や、商品ページに購入者レビューも多く記載されているので、選ぶときの参考にしてみましょう。
双子用抱っこ紐のメリット
実際に双子用の抱っこ紐を使って、メリットに感じたのは以下の5つです。
安定感がある
双子用の抱っこ紐は、腰周りや肩周りのベルトの強度が高く設計されているため、通常の抱っこ紐を2つを使うよりも安定感があります。
また、重さが均等に分散されるため、ママが疲れにくいというメリットも。
一方、通常の抱っこ紐を2つ使って二人の赤ちゃんを抱っこすると、体重差でバランスが取りにくく、不安定になることがあります。
両手が自由になる
双子用の抱っこ紐は、双子を同時に抱っこすることができるので、両手が自由になります。
外出だけでなく、日常の家事や上の子のお世話もスムーズにできるため、忙しいママの手助けに。
とくに荷物が多くなりがちな双子育児では、ベビーカーに荷物を乗せれば移動もスムーズですし、上の子がと手を繋ぐことできますよ。
我が家には上の子がいるから、両手が自由じゃないと、危ない時に対応できない。
公共機関での移動がスムーズ
双子用抱っこ紐は、電車やバスなどの公共機関での移動にも役立ちます。
- ベビーカーが通れない狭い道
- 急な坂道
- 階段しかない場所
- 混雑時のエレベーター
2人同時に抱っこできるので、ベビーカーを持ち運ぶ必要がなく、公共機関での移動がスムーズに。
急な発熱とかで、どうしても公共機関を使わなくちゃいけないときでも安心だよ。
同時にあやしたり寝かしつけができる
赤ちゃんが同じタイミングで泣いたり、抱っこをせがんできたとき、双子用抱っこ紐なら同時にあやしたり寝かしつけができます。
たとえば、夜寝かしつけるときに一人ずつ順番に抱っこする手間が省けて便利です。
ワンオペで交互に泣かれると地獄絵図になるから、同時に抱けるのはマジで助かる。
また、双子用抱っこ紐は赤ちゃん同士が近い位置にいるため、お互いの体温や呼吸を感じて落ち着きやすくなります。
実際に「抱っこ紐でくっついていると二人ともリラックスしている」という声も多く、赤ちゃん同士が触れ合えることで安心感を感じやすいようです。
関連記事ワンオペで双子を寝かしける方法!放置してしまうのはアリ?ナシ?
1人ずつ抱っこもできる
双子用の抱っこ紐は、2人同時でないと使ないと思われがちですが、1人ずつ抱っこできるものもあります。
- 1人だけ寝かしつけたい
- 1人を抱っこしながらオムツを替え
- 片方が抱っこを嫌がる
なんてときでも安心です。
ただし、完全に分離はできないので、ママとパパが同時に抱っこはできません。
ママとパパでそれぞれ抱っこするなら、シングルの抱っこ紐が別で1つ必要だよ。
双子用抱っこ紐の選び方
双子用の抱っこ紐を選ぶときは、必ず以下の3つをチェックしておきましょう。
安全性が最優先
双子用抱っこ紐を選ぶ際、最も重要なのは安全性です。
抱っこしたときに、赤ちゃんの体をしっかり固定できるのか確認しておきましょう。
とくに双子の場合、2人分の体重がかかるため、ベルトやバックルがしっかりと固定され、簡単には外れない作りであることが大切。
万が一の不意な動きや転倒でも赤ちゃんが安全でいられるよう、素材も丈夫で耐久性の高いものを選びましょう。
抱き方のバリエーション
双子用抱っこ紐を選ぶときは、抱き方のバリエーションが豊富なものを選びましょう。
- 前に2人抱き
- 抱っこ&おんぶ
- ひとり抱っこ
- ひとりおんぶ
抱き方のバリエーションが豊富だと、そのときの状況や赤ちゃんの体重に合わせて、抱っこの仕方を変えられるます。
たとえばお出かけのときは抱っこ&おんぶ、室内であやしたり寝かしつけたりするときは2人前抱っこなど、そのときに適した抱き方が可能です。
対象月齢をチェック
双子用の抱っこ紐には、首がすわる前から使えるタイプと、首がすわってから使えるタイプの2種類あります。
首がすわる前から使えるタイプは、双子を新生児期から抱っこできますが、基本的に前抱きしかできず、使用できる期間も短めです。
一方で、首がすわってから使えるタイプは、新生児期に使えないものの、抱き方のバリエーションが豊富なため、比較的長く使えます。
せっかく 双子用抱っこ紐を買っても、「使える期間が短かった」、「首が座ってないから使えないない」なんてこともあるので、対象年齢はしっかり チェックしておきましょう。
双子用抱っこ紐のおすすめ3選
私が実際に使ってみて、育児が楽になった双子用の抱っこ紐は以下の3つです。
商品名 | 対象月齢 | 前ふたり抱っこ | 抱っこ&おんぶ | ひとり抱っこ | ひとりおんぶ | 本体重量 | タイトル |
ウィーゴツイン | 新生児~合計15kg | 約900g | ウィーゴツインを見てみる | ||||
napnap(ナップナップ) | 首すわり後~合計26㎏ | 約1270g | napnapを見てみる | ||||
ツインズキャリーコネクト | 首すわり後~合計26㎏ | 約850g | ツインズキャリーコネクトを見てみる |
ウィーゴツイン
ウィーゴツインは、首すわり前から使える双子用の抱っこ紐です。
内側のスナップボタンでサイズ調整できるようになっており、かなり小さい新生児の赤ちゃんでも安心して抱っこできます。
新生児期から使えるから、健診や予防接種、近所のお散歩、災害時にも重宝しました。
ただし、ウィーゴツインは、前ふたり抱っこのみで腰ベルトが無く、双子の体重が全て肩にかかるのがデメリット。
双子の体重が重くなってくると、ママだけで長時間の使用は辛く感じるかもしれません。
また、他の抱っこ紐に比べると使える期間が短く、コスパが悪いように感じますが、育児で寝不足な時期にかなり役立ったので、個人的にはオススメですよ。
対象月齢 | 新生児~合計15kg |
抱っこのバリエーション | 前ふたり抱っこ |
本体重量 | 約900g |
この時期似しか見れないミノムシみたいな見た目が可愛すぎる!
napnap(ナップナップ)
napnap(ナップナップ)は、状況に応じて4種類の抱き方ができる双子用の抱っこ紐です。
通常の抱っこ紐と比べて2倍以上の強度があり、落下防止ベルトもあるため、安全面は文句なし。
生地が厚めなので、一人用の抱っこ紐としては若干重く感じますが、ワンタッチで装着できるバックルや収納ポケットがあるため、ワンオペが多いママなら使い勝手も抜群です。
対象月齢 | 首すわり後~合計26㎏ |
抱っこのバリエーション | ・前ふたり抱っこ ・おんぶ+抱っこ ・ひとり抱っこ ・ひとりおんぶ |
本体重量 | 約1270g |
たしかにベルトが多いけど、解説動画があるし、問い合わせの対応も丁寧だったよ。
ツインズキャリーコネクト
ツインズキャリーコネクトは、双子の抱っこ&おんぶに重点を置いた、3Wayタイプの抱っこ紐です。
赤ちゃんに触れる面がメッシュ素材になっているため、通気性が優れて蒸れにくいのが特徴です。
一人用抱っこ紐として使う場合は、本体を分離して400g程度になるため、ママだけでも扱いやすいのもメリット。
napnapのように前ふたり抱っこはできませんが、前後に体重差があっても重心のバランスが取りやすく設計されています。
対象月齢 | 首すわり後~合計26㎏ |
抱っこのバリエーション | ・抱っこ&おんぶ ・ひとり抱っこ ・ひとりおんぶ |
本体重量 | 約850g |
napnapの予備で買ったけど、前ふたり抱っこをしないなら、軽量のこっちでも良いと思うよ。
双子用の抱っこ紐で迷ったらレンタルも検討してみよう
双子用抱っこ紐は、店頭に置かれていないことが多いため、大半の人は試着できないまま購入することになります。
とはいえ、高価な双子用の抱っこ紐を、一度も触らずに購入するのをためらうママも多いはず。
「本当に便利なのか一度使ってみたい「着脱が自分一人でできるか試したい」というママは、レンタルも検討してみましょう。
双子用の抱っこ紐は、新品を購入すると2万円以上かかりますが、レンタルなら数千円から利用できます。
「使える期間が短いなら購入はもったいない」というママにとっても、コストを抑えられるのは大きな魅力ですよね。
また、レンタル品は事前にしっかり清掃・消毒されていますが、赤ちゃんの肌に触れる部分は、使用前にしっかりチェックしておきましょう。
電動バウンサーをレンタルしてみたけど、片方が嫌がったから試しといて助かったよ。
一人用抱っこ紐ならエルゴオムニブリーズがおすすめ
一人用の抱っこ紐をどれにしようか迷っているなら、個人的にはエルゴオムニブリーズが使いやすいくておすすめ。
パットのクッション性が高く、腰の支えがしっかりしているため、長時間つけていても疲れにくいのが最大の特徴です。
- 新生児から使える
- 4通りの抱き方ができる(対面・前向き・腰抱き・おんぶ)
- 肩と腰の負担が少ない
- メッシュ素材で蒸れにくい
- 洗濯しても乾きやすい
エルゴオムニブリーズは、「たまひよ 赤ちゃんグッズ大賞 2023 抱っこひも部門」で第1位を獲得しており、安全性も信頼性もあります。
上の子のときに他の抱っこ紐も試しましたが、抱っこしたあとの安定感はエルゴオムニブリーズが一番だったので、双子が生まれたときに1本買い足しました。
ただし、背中のバックルを後ろで差し込むタイプなので、体が極端に硬いと慣れるまで少し大変かもしれません。
対象月齢 | 新生児~20.4㎏ |
抱っこのバリエーション | ・対面抱き ・前向き抱き ・腰抱き ・おんぶ |
本体重量 | 約1040g |
前向きに抱っこだと、赤ちゃんとママが同じ景色を見ながらお散歩もできるし、メッシュ素材のやわらかさが気持ち良いみたいで、高確率で寝ちゃう。
双子用の抱っこ紐はどうする?┃まとめ
今回のアンケートでは、半数以上のママたちが双子用の抱っこ紐を購入していました。
たしかに着脱の手間や使用期間の短さといったデメリットもありますが、2人同時に抱っこできるので、お出かけや寝かしつけがスムーズになります。
寝不足で腰と肩が壊れそうになりながら寝かしつけていたのも、今となっては良い思い出(笑)
ただでさえ大変な子育てを、2人同時にするんですから、少しでも役立つものは準備しておくのがオススメですよ。
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